初産で長女を水中出産した助産院の良かったと思うポイント3つ

出産
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お産の知らせ

夜中にトイレに行ったとき、少量の出血がありました。「お印」といって、陣痛の始まりを知らせるサインです。

朝まで待って、助産院で診てもらいましたが、「まだ当分先ね」と一旦家に帰されました。陣痛らしいものはときどきありましが、帰り道にケーキを買って帰ったくらいなので、まだ余裕がありました。

離れて暮らす夫に産まれそうだと連絡しました。赤ちゃんは親の都合を理解してくれるものだそうです。夫の立ち会いを望んでいたので、

「パパが来れる週末に出てきてね」

と何度も語りかけていました。

そしてそれが金曜日のことだったので、やはりお腹の子はちゃんと聞き入れてくれたのだと思いました。

想像以上の痛み

新幹線で駆けつけた夫が現れてから徐々に陣痛が強くなり、その間隔が短くなってきたので、二人でタクシーで助産院に向かいました。

タクシーを降りてからほんの数歩歩くのさえ、痛みのために思わず立ちすくみ、収まるのを待って歩くという感じでした。

助産院にたどり着けば心強いサポートがあるだろうと期待しましたが、福岡先生は顔を見せるやいなや、

「まだ大丈夫よ。産まれるのは4、5時間先ね。」

と言い置いて、慌ただしく消えてしまいました。

お産は潮の満ち引きが大きく関係すると福岡先生がおっしゃっていて、その日はどうやらお産が重なる日だったようです。

私より先に陣痛が始まって駆け込んだ妊婦さんがいたようで、そちらにスタッフ全員が関わり、その合間合間に私の様子を確認し、励まして行くのでした。

いよいよピーク

この先どうなっていくんだろうという先の見えない不安、一定の間隔を置いて押し寄せる陣痛の痛みに恐怖すら覚えました。

陣痛は1分か2分激しく痛み、その後5分間ほど収まるのです。

収まるとホッとして主人と雑談をする、また陣痛がやってくる、の繰り返しでした。

また、陣痛の痛みに顔をしかめていけないと再三注意されました。力が下腹部に伝わらないからという理由でした。痛くても笑いなさい、と難しいことを言われ続けたのです。

破水

先の妊婦さんのお産が終わり、お風呂ではない分娩室のベッドに移動、風船がはじけるように破水(赤ちゃんを包んでいる卵膜がやぶれ、羊水がでること)がおこり、夜の9時過ぎにやっと、「そろそろお風呂に入りましょう」となりました。

助産院に入ったのが夕方の5時頃でしたから、4時間ほど経ってのことです。

浴室内はキャンドルのうす灯りと静かな環境音楽に包まれ、アロマの香りが漂って心地よい空間でした。

(やはり水の中に入ると体が軽くなって楽!そして、もうすぐお産のピークを迎えるのだ)と実感しました。

ちなみに福岡助産院ではごく普通の家庭用の浴槽を使用していて、湯船に入ったのは私一人です。

主人は浴槽の横に膝まづいて背中を擦ってくれたり、深呼吸するのをサポートするのに私の手を握って大きく宙を描いたりしてくれました。

ここでお粥?

押し寄せる波をやりすごしているうちに、陣痛の間隔が短くなって赤ちゃんの誕生が近づくのですが、突然、先生から

「お腹に力が入っていない、お腹空いてるんじゃない?」

と言われました。

そして補助の助産婦さんにお粥を持ってくるよう指示をしました。なんと!陣痛のさなか、私はお風呂の中で急遽用意されたお粥を食べさせられる羽目に。

(正直そんな食欲ない!!)

と思いつつも、浴槽にうつ伏せにもたれ、痛みをこらえている私の口に、助産師さんが一口ずつお粥を運んでくれました。

気を取り直して第2ラウンドへ

さすが!それが良かったみたいです。そのあとはしっかりお腹に力が入りました!!

「次のいきみで赤ちゃんが出ますよ!」

の掛け声で最後の踏ん張り。まもなく我が子は水の中から腫れぼったい顔を見せ、ぷっくりと浮かんで来ました。温かいお湯の中で我が子を両手で包み込み、ようやく出産はゴールを迎えました。

へその緒を切ったのも、赤ちゃんを計測するお部屋まで慣れない手つきで抱いて連れて行ったのも、新米パパでした!

助産院に決めて良かったポイント3つ

1.家庭的な雰囲気の中でリラックスして産めること

2.医療器具などを使用せず、赤ちゃんのタイミングでお産が進むこと

3.産後すぐに歩くことができるほど母体への負担が少ないこと

まとめ

助産院でのお産は、エプロン姿の助産師さんに囲まれ、自分と赤ちゃんが「いよいよ」となるタイミングまでじっくり待つ、無理をしないお産です。

なによりも母体への負担が少ないため、お産直後では通常考えられないことですが、自分のベッドまで歩いていけるほどなのです。

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