全国旅行割(全国旅行支援)予約済は適用外なのか、また、割引内容や利用条件、開始日についてまとめました。
県民割に代わり、これから適用されることになった全国旅行割(全国旅行支援)ですが、すでに予約している旅行にも割引がきくのか、また具体的にどれほどお得になるのか、利用条件はあるのかなど気になりますね。
紅葉も見頃になるこれからの行楽シーズンに向けて、旅行プランもたてたいところです。
全国旅行割(全国旅行支援)予約済はどうなるのか、割引内容や利用条件開始日についてお伝えします。
全国旅行割(全国旅行支援)とは?
「全国旅行割」(全国旅行支援)とは、政府が実施する全国を対象とした観光需要喚起のためのキャンペーンです。
旅行ツアーや宿泊料金が割引になるだけでなく、現地での食事代や体験などに利用できるクーポン券がもらえます。少しでもお得に旅行を楽しみたい方に、とても嬉しいキャンペーンですね!
全国旅行割予約済は適用外?
観光庁は10月11日から年末までの期間、旅行代金の40%割引と、土産店などで使えるクーポンがもらえる「全国旅行割(全国旅行支援)」をスタートすることを発表しました。
現在実施している「県民割」は対象が近隣地域に限られていましたが、10月11日から」適用の「全国旅行支援」では日本中どこでも使えます。
ただ、東京都の実施時期は準備が間に合わなかったので10月20日からになります。その他、運用については基本的には各都道府県に委ねられているため、確認していただくことをおすすめします。
予約済旅行についても振替や切り替え手続きをしていただくことによって、補助対象になると官公庁では案内しています。
要するに、1回キャンセルして同じ予約を取り直せば割引されるということですね。
ただし、それについても微妙なのですが、できるかどうかは事業者や都道府県によって変わってくるようです。
そのため、すでにアナウンスをしている沖縄県は後から適用可能ですが、△△県では適用されないということもあります。
各都道府県の対応をご確認ください。
楽天トラベルでは、公式サイトで以下のような表記にとどめいています。
楽天トラベルでご利用いただける、対象都道府県、割引適用ルールなどは各都道府県より公式発表され次第、公式サイトで順次お知らせいたします。
万が一、後から割引が適用されなかった場合は、キャンセル料を確認したうえで予約の取り直しをする方法もあります。
また、ホテルによっては、ホテルの方でキャンセルをして予約をし直してくれるところもあるかもしれませんので、宿泊先に問い合わせるとよいでしょう。
全国旅行割どうしたら割引になる?クーポン取得方法
県民割と同じように、ネットで旅行商品を申し込むとディスカウント料金が表示されます。
ただし、都道府県によっては、別途でバウチャー(クーポン券)が出たりするところもあるかと思います。
基本、都道府県ベースでの運用となるので、都道府県によって違ってきます。
全国旅行支援(全国旅行割)に参画しないホテルは割引・地域クーポン配布の対象外となります。
泊まりたいホテルが決める際に、全国旅行支援に参画予定かどうか確認をしておきましょう。
ペンションや民宿など規模の小さな宿泊施設では、手続きが面倒だからと全国旅行支援に参画しない場合もあるかもしれません。
クーポン券の取得方法
ホテルなどで紙クーポンを配るケースが多いのですが、電子クーポンを使う予定の都道府県も多く、その場合はスマホに届くことになるかと思います。
クーポンが使える場所
各都道府県に登録が必要なので、これも都道府県ごとによります。
ただ、これまで県民割をやっているところは、もうすでにクーポン取扱い店舗として登録されているので、それをベースに利用場所が決まるかと思います。
子ども料金はどうなる?
旅行商品と一緒に申請することで、1人分の扱いになります。「乳幼児ゼロ円」の場合でも1人カウントします。
例えば、3人家族が交通費付旅行商品で5万円の1泊旅行をした時は、40%の2万円が割引されて、さらに平日であれば3000円✕3人分=9000円のクーポンが出るイメージです。
全国旅行割日帰り旅行は適用される?
交通付きでなく、旅行会社に旅行ウェブサイトで予約したり、お宿のホームページや電話で申し込んだり、直接行く場合でも5000円の割引になります。また、日帰り旅行も対象になります。
全国旅行割日帰り旅行でも適用外となるのは?
果物狩りツアーのような「交通付きの旅行商品」として、代理店で売っているパックは対象です。
それに対し、自分で交通を用意して、果物狩りに行く・イベントに行く・遊園地に行く、そういうものは対象にはなりません。
また、日帰りでご飯を食べに行く場合も対象にはなりません。
全国旅行割は早めに予約が賢い?
今後需要が高まると、値上がりになることも予想されているので、日程と行き先が決まっているのでしたら先に予約をしておくのがおすすめです。
実際、外国人旅行客が” 緩和 ”を見越してホテルなど予約を取り始めていますので、予約が埋まってしまう前に取り敢えず予約を済ませておくのが賢明でしょう。
前述しましたが、後から割引が適用されなかった場合、キャンセル料で損しないことを確認し、予約の取り直しをすることで割引特典を受ける方法もあります。
全国旅行割 割引内容
旅行代金の40%相当(1人1泊あたりが割引されます。
また、現地で使えるクーポン券(平日は3,000円分、休日1,000円分)が付与される予定です。
【交通付旅行商品】
鉄道やバス、飛行機などの交通費と宿泊費がセットになった旅行商品の場合、1人1泊あたり最大8000円を上限に40%割引。
これ以外の、例えば自分で宿を取る旅行や、日帰りのパックツアーは、最大5000円の40%割引となります。
全国旅行支援の開始時期や対象都道府県、割引適用ルールなどは、現時点で政府からの公式な発表がされておりません。
全国旅行割 県民割との違い
施策 | 県民割・地域ブロック割 | 全国旅行割(全国旅行支援) |
---|---|---|
実施期間 | 2022年9月30日宿泊分(10月1日チェックアウトまで) ※自治体により異なります |
2022年10月11日~2022年12月末 |
対象旅行形態 | 宿泊旅行、日帰り旅行※自治体による | 宿泊旅行、日帰り旅行※自治体により異なる |
対象者 | 当該県在住者および対象の近隣エリア在住者 ※自治体により異なります |
全国 ※自治体により実施されない場合もあります |
割引率 | 50% | 40% |
割引上限額 | 1泊あたり最大5,000円(一部例外あり) | 交通付旅行商品(※) 1泊あたり8,000円 上記以外の旅行商品 5,000円 ※鉄道、バス、航空等の公共交通機関を利用する旅行商品 |
クーポン券 | 最大2,000円(一部例外あり) | 平日 3,000円 休日 1,000円 |
対象者 | 県内 | 全国 |
対象エリア | 県内または近隣県に在住 | 居住エリアによる制限なし |
大きな違いは対象者と対象エリアです。
県民割やブロック割は、旅行先の都道府県が限定されていましたが、「全国旅行割(全国旅行支援)」は全国エリア、対象者もすべてが対象となるキャンペーンです。
全国民が利用でき、旅行先が全国どこでも適用される点が大きな違いです。
次に、料金にどれほどの違いがあるのか見てみましょう。
■旅行代金2万円(交通付き・平日)の場合
《県民割》 | 《全国旅行割》 |
2万円の50%=1万円 上限 5000円 |
2万円の40%=8000円 上限8000円 |
+クーポン 2000円 |
+クーポン 3000円 |
↓ |
|
7000円割引 自己負担 1万3000円 | 1万1000円割引 自己負担 9000円 |
★4000円もお得になります。
都民割と全国旅行割の併用は可能?
都民割と全国旅行割の併用は可能です。これまで恩恵を受けられなかった都民にとってはようやく東京都以外で利用できる割引制度です。
都民の皆さんにも、積極的に利用していただきたいですね。
イベント割
政府は、「イベント割」(2022年10月11日~2023年1月31日)を開始することについても発表しました。
■イベント割
イベント割とは、感染対策を行なっている国内で開催されるコンサートや展覧会、観劇、映画、伝統芸能、スポーツ観戦、遊園地、テーマパークなどのチケット代金を2,000円を上限に2割引で購入できるキャンペーンです。購入1回あたりの上限は5枚まで。
コロナ禍で打撃を受けているイベント業を支援する目的です。
予算は388億円で、期間中でも予算がなくなり次第終了するということです。
全国旅行割 利用条件
全国旅行割を利用するには、条件があります。
- ワクチン3回接種の証明書の提示
- PCR検査・抗原検査などの陰性証明書の提示
ワクチン3回を接種した証明書、またはPCR検査・抗原検査などの陰性証明書が必要です。
イベント割も購入できる対象は、新型コロナワクチンを3回接種した人または、PCR検査などの陰性証明ができた人に限ります。
全国旅行割 予約済は適用外?割引クーポン使える店取得方法:まとめ
全国割(全国旅行支援)は2022年10月11日から年末までの期間適用されます。
「全国旅行割(全国旅行支援)」は既に予約済みの人も割引を適用すると明らかにしていますが、実際には事業者・都道府県の判断によります。
後から割引が適用されない場合は、一度キャンセルをして予約を取り直すこともひとつの方法です。
利用条件:ワクチン3回の接種の証明または、PCR検査などの陰性証明書の提示が必要です。
利用開始日:2022年10月11日開始です。残念なことに10月11日以降、年内は3連休がありません。したがって、可能であればクーポンの利用額の面でも平日の利用をおすすめします。
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