中国出入国管理局からなぜか覚えのない電話がかかってくる事例が増えています。内容は女性による自動音声で、
「書類が届いていません。」
と言い、その後早口で中国語をはなし続けます。
中国出入国管理局からこのような自動音声の電話がなぜかかってきたのか、またそのときどのようにすれば良いのか、対処法についてお話します。
中国出入国管理局からなぜ電話?
中国出入国管理局からなぜ電話がかかってきたのか、それは全く分かりません。
もしかしたら、どこかから私の個人情報が流出してしまったのか、と不安な気持ちになりました。
日頃からインタネットで買い物もしますし、Twitterで交流したりもします。ですが、なぜ私の携帯番号を知られてしまったのかは全く疑問です。
無作為にかけてきたのでは?と推測することもできます。今回電話に出てしまったことで、「カモリスト」に登録されてしまったかも知れないという心配もあります。
現に、同僚の女性は2度同じ内容の電話を受けているのですから。ただ、その女性も私もダイヤルボタンを押すように誘導されたり、金銭を要求されたりということがなかったことは幸いでした。
中国出入国管理局から「書類が届いていません。」自動音声の内容
電話がかかってきたのは、月曜日の昼、職場でランチタイム中でした。
個人の携帯電話が鳴り、番号を確かめることもなく咄嗟に出てしまいました。
「こちらは中国出入国管理局です。」と自動音声が流れ、
「書類が届いていません。」と言ったあと、中国語でしばらく何かを話していました。
中国語を理解できないので、そのまま聞いていると、
「こちらは中国出入国管理局です。」
「書類が届いていません。」
と繰り返しました。
意味がわからないので、すぐに電話を切りました。
もうじき家族が中国から帰国するので、そのことで電話があったのか?と思いを巡らせていましたが、確認したところ全く身に覚えがないということだったので、
「詐欺かな?」と疑いました。
というのも、ランチルームで一緒になった同僚の女性に、
「こんな電話がかかってきて….」と話すと、その女性も昨晩、そんな電話がかかってきたというのです。彼女は以前にもかかってきたことがあり、昨日は2度目だったそうです。
インターネットで調べてみると、中国出入国管理局を名乗る不審な電話に関する相談が多数来ているとのことです。
中には、金銭を要求したり、ダイヤルボタンを押すよう誘導したりすることもあるようです。
中国出入国管理局では、このような理由で金銭を要求することはないと強調するとともに、不審な電話に注意するよう呼びかけています。
■これまでに相談が寄せられた電話の例
- 入管職員を名乗る者から、知人の外国人が空港の入国審査で足止めされているとして、入国手数料を振り込むよう要求された。
- 当庁関係者を名乗る者から、中国語の自動音声、中国語、片言の日本語で「パスポート、ビザ、在留カードが、上海での不正な使用や、偽造などがなされたため出入国ができないので、パスポート、銀行通帳及び身分を証明するものを持って入管に来てもらいたい。」といった趣旨の電話を受けた。
- 入管職員を名乗る者から、片言の日本語で「本国に帰国するための費用が必要なため、未払いの給与を指定する口座に振り込んでほしい。」といった趣旨の電話を受けた。
- 入管職員、中国の警察を名乗る者から、日本語(電話中に中国語を話す者と交代)で「パスポートに異常が見つかったので、身柄を確保・連行することが決定した。」旨伝えられ、保釈金を払うよう電話を受けた。
- 中国語のアナウンスで「在留カードに異常があるため、失効になる。速やかに受付センターに連絡してほしい。失効の原因については○番を押し、問い合わせてほしい。」と要求された。
- 入国管理センター職員を名乗る者から、知人の外国人が空港で入国禁止となり、入国管理センターに収容されているとして、保釈金を振り込むよう要求された。
- 「中国入国管理局」を名乗る日本語の自動音声が流れ、提出書類が不足しており、詳細を確認したい場合はダイヤルボタンを押すよう案内された。
出入国在留管理庁公式サイトから引用
中国出入国管理局と名乗る電話の対処法
個人の携帯電話に、出入国在留管理局をかたり、自動音声で「こちらは出入国在留管理局です。書類が届いておりません。質問があればボタンの2を押してください。」などとメッセージが流れて、ダイヤルボタンを押すように案内してくる不審な電話がかかってきています。
さらに、電話は金銭を要求してくる場合もあり、これは詐欺の電話です。
”掛かってきた電話が見知らぬ国の番号だったりすると、その番号にかけただけで、法外なアクセス料金を取られる。” といった詐欺や、受けた人が通話料金を分担させられる詐欺もあるそうです。
インタネットでは、金銭を要求されたのは非通知電話だったという人が多かったです。
私の場合は、非通知ではなかったものの、「+808○○○…」で始まる番号でした。
このような番号は、明らかに可怪しいので電話には出ないことが安全です。
もし出てしまっても案内には絶対に従わず、電話を切って家族に相談するとともに、警察に通報するのが良いでしょう。
中国出入国管理局からなぜ電話?「書類が届いてません」自動音声の対処法まとめ
中国出入国管理局からなぜ電話がかかってきたのか?「書類が届いてません」とい自動音声によるメッセージの対処法についてでした。
なぜ電話が私の個人携帯にかかってきたのかは不明です。ただ、同じような手口で金銭を要求したりする例があります。
これからは身に覚えのない番号で電話がかかってきたときは、絶対に出ずに、あとで番号を検索してみて、対応して良いときだけ折り返しの電話をかけるというようにしようと思います。
今回このような体験を通して、にわかに増え続けている犯罪行為につながる可能性があることをはじめて知りました。
今後は、決してすぐに電話に出ることはしません。皆様も十分注意してください!
警告メッセージや非通知着信拒否などの機能が充実!これで安心できますね!!高齢者のご家庭には是非!!私の母も使用しています。
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