お葬式のお焼香は何回するのが正しいのでしょうか?浄土真宗のやり方や順番についてまとめました。
お葬式の作法は、なかなかわからないことが多いですよね。また、訃報は突然届くことが多いですよね。そのときになって慌てて人に聞いたり、ネット検索してみたり。
先日、私自身も身内に不幸がありまして、宗派によって作法が違うんだってこと体験したんですよね。
そのとき体験したこと初めて知ったことなどをまとめました。
こちらの記事を読んで分かることは、
- 浄土真宗【お葬式】お焼香の回数は何回?
- 浄土真宗【お葬式】お焼香のやり方
- 浄土真宗【お葬式】お焼香の順番
です。それではご覧ください。
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【お葬式】お焼香の回数は何回?浄土真宗
実はお焼香のやり方について、あまり良く分かっておらず、これまで適当にやっていました。私だけでははくて、そんな人結構いるのではないかなと思います。
先日義理の父が亡くなってお通夜のとき、
「お焼香ってどうやってやるの?」
と子どもに聞かれました。
「つまんでおでこまで持っていくのを3回、そして手を合わせるのよ。やってる人のを見て真似すればいいから。」
なんていい加減な伝え方をしてしまいましたが、お通夜が始まる前、斎場のスタッフの方があらかじめお焼香のやり方を丁寧に説明してくださいました。
そのときはじめてやり方を覚えることができたんです。それに、仏教の宗派によってやり方が違うとのこと。
そこで、各宗派による回数の違いをまとめましたので、ご覧ください。
宗派 | お焼香の回数 |
浄土真宗本願寺派(西) | 1回(押しいただかず) |
浄土真宗大谷派(東) | 2回(押しいただかず) |
臨済宗 | 2回 |
曹洞宗 | 2回(2回目は押しいただかず) |
天台宗 | 1回もしくは3回 |
日蓮宗 | 1回もしくは3回 |
真言宗 | 3回 |
浄土宗 | 特にこだわらず |
夫の家は浄土真宗大谷派で、
「浄土真宗でも東なので、2回」
というように、東、西という言い方をするのが一般的のようです。
また、他の宗派のご葬儀やご法事の場合でも、自分の宗派の作法でお焼香をして構いません。もし、不都合があるような場合は、状況に応じてするのが良いかと思います。
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【お葬式】お焼香のやり方 作法:浄土真宗
それでは、一般的なお焼香のやり方について説明します。
①お焼香の順番が回ってきたら、自席を立ち、お焼香台へと進みます。
②お焼香台の2、3歩手前で立ち止まり、仏様に向かい軽く(15度程度)一礼します。(ここでは合掌をしなくて結構です)
一礼の後、左足から前に進みます。
④抹香(まっこう/お焼香用のお香)を一つまみし、香炉(こうろ)の中の香炭(こうたん)の上に一度だけくべます。(額におしいただかずにおこないます)
⑤合掌し、南無阿弥陀仏(なまんだぶ・なまんだぶつ)とお念仏(ねんぶつ)を数回となえ、礼拝(らいはい/45度程度の一礼)します。
⑥合掌した手をとき、前を向いたまま、後ろへ2、3歩右足から下がります。
⑦仏様に向かい一礼(15度程度の一礼)をします。
⑧自席へ戻ります。
また、マナーとして、お焼香をする前(①と②の間)に、喪主や近親者への一礼と、導師(どうし/読経を勤める僧侶)に一礼をする場合が多いです。
抹香(まっこう/お焼香用のお香)は、親指と人指し指の2本つまみます。
私はお焼香を終えた後も丁寧にと、喪主や近親者、会葬者に対して一礼をしていたのですが、会葬者が多い場合などは時間短縮の意味から一礼を省く場合があります。
基本的には、斎場のマナーに従うようにすると良いでしょう。
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【お葬式】お焼香の順番浄土真宗
お焼香をする順番は、喪主、遺族、親族、会社関係、友人、一般会葬者の順にするのが一般的です。
遺族、親族の順番は親等が近い順に直系を優先していきます。 喪主は誰が務めようと一番初めに焼香を行います。
前から親等が近い順に座っていると思いますから、その順で、2人ないしは3人同時にお焼香していきます。
順番や席を立つタイミングは、親族の年配者や斎場の方が指示してくれることがありますので、それに従って行うと良いです。
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【お葬式】お焼香の意味
以前は、ご遺体のにおいを紛らわすために香りの強い抹香を使って行われたというお焼香ですが、今はドライアイスを使用したり、ご遺体に処置をするなどして保存状態が良くなり、香りでごまかすという目的ではされていません。
納骨の際に、浄土真宗の導師がお焼香の意味について説明してくださいました。
”お焼香による煙は、故人または仏様にとってのお食事です。抹香をくべて煙をたくことが故人または仏様のためになるので、けちけちしないで抹香をくべて差し上げてください。
ただし、あまりにも多すぎたりすると、お焼香の火種が消えてしまいますから、適量をくべるようにしてください。”
というようなありがたいお話がありました。お焼香にそのような意味があったことも、恥ずかしながら全く知りませんでした。
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【お葬式】お清めの塩 浄土真宗
お通夜、お葬式の後は、家に入る前に玄関先でお清めの塩を使いますよね。これって、当たり前だと思っていました。実際、会葬のお礼に同封されていますし。
でも、浄土真宗ではそもそも会葬後に清めるという概念がないので、お清めの塩を使いません。義父のお通夜、お葬式のときもお清めの塩を付けませんでした。
宗派が違う人やお清めをしたいというご希望の人にだけ、斎場で用意してくださったお清めの塩をお配りしました。そういうわけで私たちもお清めの塩を使いませんでした。
お清めの塩を使わない宗派があるというのも、夫の家が浄土真宗でなければ知らなかったことです。
【お葬式】お焼香の回数は何回?浄土真宗のやり方や順番についても:まとめ
【お葬式】お焼香の回数 浄土真宗(東):2回(額におしいただかず)
【お葬式】お焼香のやり方:
①お焼香の順番が回ってきたら、自席を立ち、お焼香台へと進みます。
②お焼香台の2、3歩手前で立ち止まり、仏様に向かい軽く(15度程度)一礼します。(ここでは合掌をしなくて結構です)
一礼の後、左足から前に進みます。
④抹香(まっこう/お焼香用のお香)を一つまみし、香炉(こうろ)の中の香炭(こうたん)の上に一度だけくべます。(額におしいただかずにおこないます)
⑤合掌し、南無阿弥陀仏(なまんだぶ・なまんだぶつ)とお念仏(ねんぶつ)を数回となえ、礼拝(らいはい/45度程度の一礼)します。
⑥合掌した手をとき、前を向いたまま、後ろへ2、3歩右足から下がります。
⑦仏様に向かい一礼(15度程度の一礼)をします。
⑧自席へ戻ります。
【お葬式】お焼香の順番:喪主、遺族、親族、会社関係、友人、一般会葬者の順。
遺族、親族の順番は親等が近い順に直系を優先していきます。 喪主は誰が務めようと一番初めに焼香を行います。
私が義父のお葬式で覚え知ったお焼香の回数、やり方や順番についてまとめました。
なかなかお焼香の作法を知る機会もありませんし、そうそう日常的なものでもないので、知らない方も多いと思います。
ただ、いざというときに慌てなくてすむよう、せめてご自身の宗派とその宗派のやり方をきちんと覚えておくと良いですね。
是非この機会に、ご自身の宗派とやり方を確認しておいてくださいね^^
オニキスが美しく映えますね。
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