KDDI通信障害の補償内容いつ返金?対象者は?一律200円ユーザーの感想についてまとめています。
今月2日に発生したKKDIの通信障害について、KDDIは総務省に報告するとともに、それにより影響を受けた人に対して補償する内容を明らかにしました。
KDDI補償の内容、いつ、誰を対象に、という点が気になり、一律200円に対するユーザーの感想などをまとめました。
KDDI通信障害の補償内容いつ返金?対象者は?
【追記】
2022年8月16日「200円返金」の案内が開始!
順次、ショートメッセージなどで案内が送られる予定です。
利用者のかたの申請等は不要で、9月の請求分から200円が差し引かれます。
KDDI「おわび返金」一律200円 社長会見、通信障害でhttps://t.co/WYhtxGECZ6
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) July 29, 2022
KDDI通信障害の補償内容について、KDDIK高橋誠社長が記者会見を行いました。
高橋社長は今回の通信障害を「厳粛に受け止める」として、高橋氏は報酬の20%を3カ月分自主返納することも明らかにしました。
また、関連役員2人は10%を3カ月分、その他の役員6人は10%を1カ月分自主返納することも伝えられました。
補償内容は次のとおりです。
補償金額
「おわび返金」として一律200円(税抜き)を支払うというものです。
なお、200円という金額について高橋社長は次のように説明しました。
「約款上障害となった期間は24時間で1カウントすることから、今回障害のあった期間が61時間 ⇛2カウントとして計算。1カウント52円をもとに61時間を3日として、
52×3=156円 そこにお詫びの気持ちを上乗せし、200円となった。」
という説明でした。
補償対象者
補償対象となるのは、通信障害が発生した期間中にスマートフォンと携帯電話などを契約していたすべての利用者3589万人です。
また、基本使用料が0円の格安プラン「povo(ポヴォ)」の契約者には、返金の代わりに1ギガバイト(ギガは10億、GB)を配るということです。
通信障害期間中、スマートフォン、携帯電話、ホームプラス電話を契約しているすべての人を対象に、請求額から200円(税抜き)を減算して対処します。
補償返金の方法・時期
返金の今後の流れについては、今日と明日の2日間、同社ホームページや新聞各紙で返金内容をユーザーに案内。
8月中旬以降に対象ユーザーを確定し、順次SMSで案内を開始するということです。肝心の請求額に対する返金額の減算は9月以降になります。
KDDI通信障害の概要・原因
今回起こったKDDI通信障害について、概要と原因についてはこのように説明がありました。
総務省が公表した報告書の概要によると、障害は2日午前1時35分に発生し、4日午後3時まで計約61時間にわたって音声通話やデータ通信が利用しづらい状況が続いた。影響を受けた人は音声通話で約2316万人、データ通信で775万人以上に上った。KDDIは当初、IoT機器なども含め最大約3915万回線に影響を与えた可能性があると公表していた。
また、障害はデータの仕分けをする「ルーター」の保守作業の際、通信経路の設定を誤り、通信の一部が途絶えたことが発端だったとした。この結果、携帯端末などから位置登録をする信号が大量に発生し、通信が渋滞状態となる「輻輳(ふくそう)」が連鎖、波及したという。
障害は同社のauやUQモバイルのほか、回線を提供している格安スマホ事業者にも影響した。特に音声通話が利用しづらくなり、119番などの緊急通報ができない事例も報告された。IoT機器にも影響は波及し、銀行のATMや気象庁のアメダスなどにも幅広く影響した。
電気通信事業法では、「緊急通報を含む音声通話が1時間以上止まり、3万人以上に該当した場合」などは「重大な事故」に該当する。この場合、原因や再発防止策などを盛り込んだ報告書を30日以内に提出することを義務づけている。
KDDIが契約者と交わす約款では、音声とデータ通信の両方が「全くつながらない状態」が24時間以上続いた場合、返金の対象となる。同社は今回の障害で、この約款に基づく返金の対象者が数百万人に上ると明らかにしている。
※引用元 朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASQ7X5406Q7XULFA012.html
KDDI通信障害の補償 ユーザーの感想
KDDI通信障害の補償内容や返金の時期、対象者については上記のとおりです。これを受けて、ユーザーの方々の感想や意見をまとめました。
■KDDI通信障害の補償内容 ユーザーの感想
KDDIは一律200円返金するより、5000人中1人が100万円当たるガチャを回せるようにした方が盛り上がると思う(そういう問題ではない)
— すずき (@michsuzu) July 29, 2022
KDDIの通信障害で、一律200円の減額ってニュース見て、
「は?たったの200円かよ」
って人と、
「うわ200円もか…」
って人で別れそう…
ちなみに俺は下の意見です。
だって約3500万人くらい全員から200円だろ?めちゃくちゃ額デケェじゃん…— あかまる (@Akamaru_0406) July 29, 2022
今回の補償内容に寛容な意見がある一方で、今後障害が回避できるような対策に活かすことを望む声もありました。
KDDIは3589万人に一律200円返金するくらいなら、今後障害が発生しないようにそのお金を使った方が良いのではないかと。200円だけ返金されてもピンとこないし、そこまで嬉しくないような気がします。#KDDI通信障害 https://t.co/fq6cgESAZZ
— けんぼー@読書とご飯とITとMBA (@kenbooooo2019) July 29, 2022
KDDIの社長会見で『通信障害のおわび返金は一律200円』と明らかになって怒ってる人もいますが…返金総額は73億にもなるそうです。むしろ200円という気付かない程度の返金なら、73億円を社員や作業員の方々の手当て改善などにまわして仕事のモチベーションを上げ、再発防止に充てた方が良い気もします。
— Childish Teacher (@TeacherChildish) July 29, 2022
対応した窓口の職員に対する心配りもありました。(なんて優しい(T_T))
一律200円を顧客に返すのではなく、
当日auショップで対応した店員さんたちに、その分をボーナス支給してほしいね。#KDDI通信障害
— 🌈教祖兄ちゃん🌈 (@menta191945) July 29, 2022
KDDI通信障害の補償内容いつ返金?対象者は?一律200円ユーザーの感想:まとめ
KDDI通信障害の補償内容:
通信障害期間中、スマートフォン、携帯電話、ホームプラス電話を契約しているすべての人を対象に、請求額から200円(税抜き)を減算します。
いつ返金:
2022年9月以降
対象者数:
3589万人
今回の通信障害はKDDIに限ったことではなく、他社でも起こり得る可能性があります。今回の事例を教訓にして、今後このような重大事故が起こらないように努力していただけたらと思います。
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