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地震・津波はなぜ起こる?いつ頃来る?安全の常識昔と今の違い

国内

甚大な被害をもたらした東日本大震災発生から10年。最近もマグニチュード6以上の地震が頻繁に起きています。日本はなぜこんなに地震が多いのでしょうか。

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地震が起こるメカニズムは

地震は地下で起きる岩盤の「ずれ」により発生する現象です。では、なぜこのような現象が起きるのでしょうか。

硬い物に何らかの力がかかり、それに耐えられなくなると、ひびが入ります。地 下でも同じように、岩盤に力がかかっており、それに耐えられなくなったときに地震が起こる(岩盤がずれる)のです。

では、どうして地下に力がかかっているのでしょうか。これは、「プレートテクトニクス」という説で説明されます。

地球内部の模式図

 

 

地球は、中心から、核(内核、外核)、マントル(下部マントル、上部マントル)、地殻という層構造に なっていると考えられています。

このうち「地殻」と上部マントルの地殻に近いところは硬い板状の 岩盤となっており、これを「プレート」と呼びます。地球の表面は十数枚のプレートに覆われています。 (右図:地球の内部構造)


プレート運動の模式図

プレートは、地球内部で対流しているマントルの上に乗っています。そのため、プレートはごくわずかですが、少しずつ動いています。そして、プレートどうしがぶつかったり、すれ違ったり、 片方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込んだりしています。

この、プレートどうしがぶつかっている付近では強い力が働きます。この力により地震が発生するのです。 (右図:プレート運動の模式図)

津波が発生するのはなぜ?

波浪注意報と言われたりする「波浪」と「津波」の違いについて、見てみましょう。

波浪

波浪は、海域で吹いている風によって生じる波浪は海面付近の現象で、波長(波の山から山、または谷から谷の長さ)は数メートル~数百メートル程度の現象です。

津波

津波は、地震などにより海底地形が変形することで周辺の広い範囲にある海水全体が短時間に持ち上がったり下がったりし、それにより発生した海面のもり上がりまたは沈みこみによる波が周囲に広がって行く現象です。

津波の波長は数キロから数百キロメートルと非常に長く、これは海底から海面までのすべての海水が巨大な水の塊となって沿岸に押し寄せることを意味します。

このため津波は勢いが衰えずに連続して押し寄せ、沿岸での津波の高さ以上の標高まで駆け上がります。

しかも、浅い海岸付近に来ると波の高さが急激に高くなる特徴があります。また、津波が引く場合も強い力で長時間にわたり引き続けるため、破壊した家屋などの漂流物を一気に海中に引き込みます。

 

気象庁|津波発生と伝播のしくみ

 

東日本大震災のときに起こった実際の様子です。

 

超巨大地震・津波から身を守れ~東日本大震災から東海3連動地震へ ...

 

安全の常識は昔と変わっている

以前教えられていた安全に対する常識が全く違っていることがあります。それについて、解説します。

地震の際に「机の下に隠れる」はもう古い常識!?

自宅にいる時に地震が発生したら…..

これまでは、おそらく「机の下にもぐり揺れが収まるまで様子をみる」と教えられたのではないでしょうか。今、この常識はもはや危ういのです。

気象庁による震度階の解説でも、

「震度6強以上の揺れでは、耐震性を備えた建物でも壊れる可能性がある」

とされています。

大きな揺れになったら、歩くことはおろか立つことも這うことも難しくなります。

そのため、机の下で揺れが収まるまで様子をみるのではなく、直ちに出入口に向かい
扉を開けていつでも脱出できる態勢になること。

そこまでたどり着けない場合は出来るだけ安全なスペースに移動すること。それが緊急行動の新常識なのです。

「車を路肩に止めて逃げる」も古い?

一般的な防災マニュアルでは、

「運転中に地震に遭遇したら、直ちに車を道の左側へ停車しキーをつけたまま車を止め、歩いて避難する」

とあります。しかし、これも古い常識なのです。

なぜなら全員が左側に車を止めていたら、消防車や救急車などの緊急車両が通行出来ないからです。

では、新常識ではどうなのかと言うと、 上記ケースでの推奨される行動は

(1)前後の車に注意してスピードを落とし、左側にいったん停車
(2)可能であれば横道へ逸れて駐車場か広場へ止める
(3)ラジオ等で災害情報を収集する
(4)連絡先のメモを残し、車検証を持って徒歩で避難する

「ぐらっときたら火の始末」さえも古い?

地震の標語と言えばこれ!という印象をお持ちの方も多いかと思います。

しかし、これさえも「昔の常識、今の非常識」とされているケースの1つなのです。

プロパンガス・都市ガスは通常、室外にガスメーター(マイコンメーター)が設置されており、震度5強以上の揺れを感知すると、ガスメーターが自動的にガスを遮断します。

また、地震の際は油使用時などに無理に火を止めようとして火傷を負うケースも多くあります。

地震の揺れは、短時間でおさまります。ガスメーター未設置の場合や、瞬く間に燃え広がる危険性が高い場合を除き、

「まず火を消す」ではなく「まず第一に身の安全を確保」

そして、揺れが収まった後に「火を消す」が、新常識と言われています。

意外と知らない通電火災の危険性

同様に火災を防止する意味合いでは、ブレーカーを落としておくことも大切です。

広範囲での停電が起こりうる震災では通電火災の危険性が伴います。

通電火災発生のメカニズムは、

(1)停電から復旧した際に使用していた機器に通電
(2)切れたと思っていたトースターや電気ストーブなどの電気製品が再び作動
(3)地震のせいで移動した近くの可燃物に引火

という流れで発生します。

また、電気製品以外の思わぬところからも、通電火災の危険性が潜みます。

地震による転倒や落下で「電気コード」が傷つくと・・・。

通電した瞬間、コードがショートし近くにある燃えやすいものに引火し火災につながる可能性があります。通電火災による二次災害は非常に多く、実際、阪神大震災での出火原因の6割近くを占めていたと言われています。

また、最長で震災発生後8日後に通電火災が起こったと記録されており、その「時間差」も認識しておく必要があります。

通電火災を防ぐためには、ともかくもブレーカーを切っておく事が肝要です。

でも・・・実際に地震の際に、忘れずに行えるか心配な方には、地震を感知すると自動的にブレーカーのスイッチが切れる「耐震ブレーカー」を導入するのも手です。

ただ、やはり電気工事を含めて数万円の費用がかかってしまいます。安価に導入するなら3,000円程度で導入が可能な、地震の揺れによって重りが落ちるとブレーカーのスイッチが切れるという仕組みの簡易耐震ブレーカーとも言える装置もあります。

日本の様な密集した住宅事情では、自宅だけでなく近隣の方とも協力していずれかを導入しておくのが安心と言えます。

危険じゃない!?
実は安全な「ガソリンスタンド」

街中にあるガソリンスタンド。

地震災害時には、備蓄されている石油に引火したら大爆発してしまうのではないだろうか?と思ってしまう方が多いと思われます。

しかし、実はガソリンスタンドこそ意外にも街中でも最も危険度の低い場所であり、周囲が延焼しても焼け残るほどに火災にも強い場所なのです。

ガソリンスタンドは消防法や建築基準法の厳しい制限をクリアしており、地下にあるガソリンタンクは、たとえ地表面に炎が燃え広がっても引火しないように厚いコンクリートで覆われています

また、建物も一般住宅よりはるかに強度の高い構造となっています。

さらに、ガソリンスタンドの周囲は耐火性能の高い壁の設置が義務づけられていますので、ガソリンスタンドの高い天井の下は、実はとても安全な避難場所になります。

実際に阪神淡路大震災や新潟中越地震においてもガソリンスタンドは、火災事故が一件も発生していないことがその証明です。

加えて、ガソリンスタンドには必ず消火器具やジャッキ等の機材も備わっており、火災の延焼を食い止めたり、倒壊した家屋の下からの救出などにも役立ちます。

最近では自動体外式除細動器(AED)も用意されている所が多く
実は緊急時には大変頼りになる場所なのです。

マグニチュードと震度の違いは?

「マグニチュード」は、地震そのものの大きさ(規模)を表すものさしです。

一方「震度」は、ある大きさの地震が起きた時のわたしたちが生活している場所での揺れの強さのことを表します。

マグニチュードと震度の関係は、例えば、マグニチュードの小さい地震でも震源からの距離が近いと地面は大きく揺れ、「震度」は大きくなります。

また、マグニチュードの大きい地震でも震源からの距離が遠いと地面はあまり揺れなく、「震度」は小さくなります。

今後の地震発生のおそれは

政府の地震調査委員会は、30年以内に高確率で3つの大型地震が起こると予測しています。

今世紀の半ばまでに、太平洋岸の海域で、東海地震、東南海地震、南海地震という3つの巨大地震が発生すると、予測しているのです。

すなわち、東海地方から首都圏までを襲うと考えられている東海地震、また中部から近畿・四国にかけての広大な地域に被害が予想される東南海地震と南海地震です。

これらが30年以内に発生する確率は、M8.0の東海地震が88パーセント、M8.1の東南海地震が70パーセント、M8.4の南海地震が60パーセントという高い数値です(図表1)。しかもそれらの数字は毎年更新され、少しずつ上昇しているのです。

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まとめ

日本の地震の発生回数の割合は、全世界の18.5%と極めて高いものとなっています。

そこで、地震や津波が起こるメカニズムを正しく理解し、身を守るための行動をとらなければなりません。

そして、日頃からの備えを怠らないようにしたいものです。家族やご近所の方と地震が起こったときのことを想定して避難場所や連絡先などを確認しておくことも大切ですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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