東京オリンピックの代表選考を兼ねた競泳の日本選手権第2日は4日、五輪会場の東京アクアティクスセンターで行われました。
池江璃花子(ルネサンス)、400メートルメドレーリレーの派遣標準記録(57秒92)も突破したことから、リレーメンバーとしての東京五輪出場が決まりました。
池江選手は順位を確認すると、プール内で涙する様子が見られました。
池江璃花子選手「自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていた」
競泳の日本選手権、女子100メートルバタフライの決勝で白血病から競技に復帰した池江璃花子選手が57秒77で優勝し、東京オリンピックのメドレーリレーの派遣標準記録を突破し代表に内定しました。https://t.co/YQVSykPVRN#nhk_video pic.twitter.com/tzzrjNoUNA
— NHKニュース (@nhk_news) April 4, 2021
場内インタビューにも涙ながらに応じた池江は「まさかは100で優勝できるとも思っていなかったですし…。5年前のオリンピック選考会よりも、ずっと自信もなかったし。自分が勝てるのは、ずっと先のことだと思っていたんですけど。勝つための練習もしっかりやってきましたし、最後は『ただいま』っていう気持ちで、このレースに入場してきたので、自分がつらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなって思いました」と語った。 4/4 17:10配信 デイリーから引用
池江璃花子の強さに関心したものの、現在の病状について気になったので、調べてみました。
池江璃花子は骨髄移植をしました
池江璃花子は造血幹細胞移植を受けて寛解状態を維持しており、体調も安定していると報告されました。そして、10ヶ月に及ぶ入院生活でしたが、2019年12月、退院に至りました!
その後、体調を見ながらの水泳の練習、通学を再開していました。
池江璃花子は完治した?再発率は?
厳密にいうと、白血病は治ってはいません。白血病は5年程度再発しなければ初めて完治とされる病気です。
退院後半年や1年程度で再発してしまう人も大勢います。完治する率はせいぜい6割ぐらいでしょう。著名人が白血病になるとテレビでは治る病気などと言っていますが、まだまだそんな楽観視していい病気ではないというのが正直な見解です。
「急性骨髄性白血病の寛解率は約80%、長期生存率は30~40%
成人の急性リンパ性白血病の寛解率は70~90%で、長期生存率は約30%」
といったデータもあります。
まとめ
池江璃花子は突然の白血病発症から苦しい治療を乗り越えました。骨髄移植に代表される「造血幹細胞移植」を受けて現在寛解状態が安定しています。
油断は禁物でしょうが、一度は諦めかけたであろうオリンピックの出場を手にしました!
池江璃花子の精神力の強さに心が打たれます。
どうか池江璃花子にさらなる喜びが訪れますよう祈ってやみません。
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